シャンプーを使わないと髪の毛が太くなった

美容室でも、洗髪してくれた美容師に、宇津木さんの髪はとてもコシがあって、しっかりしていますね、といわれました。それまで、そんなことをいわれたことはなかったのですが。
髪が太くなり、本数も増えたので、地肌がテカテカと光る心配は、もはやありません。だから、髪も思いきり短くできるようになりました。短くすると今度は、職場などで、宇津木さんの髪はハリネズミのようにすごい勢いで逆立っているけど、毎朝、何か使っているのですか?と聞かれたりしました。
髪が増えるという、この喜ばしい現象は、シャンプーをやめて3年ほどたって現れましたが、それ以外でも、わずか3か月ほどで目立ってきた変化もあります。髪自体に「整髪力」がついてきたのです。整髪料をつけなくてはパラパラと落ちてきた前髪が、指で軽くなでつけるだけで立ちあがるし、その髪形が長時間保たれるようになりました。
しかも、べたつくわけでもなく、快適な整髪ができるようになったのです。水だけで洗っている分には適量の皮脂が髪に残るので、それが「天然の整髪料」として毛髪をコーティングするようになったのでしょう。髪には本来、整髪力がそなわっていることをはじめて知りました。整髪力がついて3か月もたたないうちに、つまり、シャンプーをやめて半年もたたないうちに、これまた注目に値する変化が起きました。毎日せっせとシャンプーしていた頃は、シャンプーしていたにもかかわらず(じつは、シャンプーをしていたからこそ、ですが)、夕方には髪がひどくベタついて、それがににおっていました。「脂ギッシュ」プラス、加齢臭?これでは中年のオヤジそのものです。しかも、猫っ毛の髪がベタつくのですから、ますますボリュームがなくなってペチャンコになり、薄毛がいっそう強調されていました。
ところが水で洗うようになって、ベタつきがだんだん感じられなくなり、ニオイもしなくなってきたのです。以前はよく、「あなた、ちょっとにおう」といっていた妻からも、「あれ、におわなくなった」と太鼓判を押されました。長く連れ添った夫婦だからこその「正直な物言い」です。正直な物言いをする妻から太鼓判を押されたのですから、これは信じてよいでしょう。それにしても、いったいなぜ整髪力がつき、ベタつきやニオイが消え、なにより髪が太く、しっかりとしてきたのか。それについては、のちほど解説しましょう。髪をめったに洗わない恩師を、私は変人としてみなしていましたが、いまになって、自分の認識不足だったことを思い知らされています。
うれしいことに、私のまわりにはシャンプーをやめた人たちが何人もいます。そのうちの2人の話をここで紹介しましょう。あなたの気持ちが脱・シャンプーに大きく傾くことを期待しつつ!
東京は西麻布に、カウンターだけの小さな和食のお店があります。8人も客が入れば満席です。魚はすべて天然もの、水ナスの1本漬けがおいしく、とりたてのタケノコは香ばしく、そして、店のマスターは、スポーツで鍛えた引き締まったからだの、長身のイケメンです。ただ、髪の毛は少々薄かった……。

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