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シャンプーに含まれる防腐剤が常在菌を殺す

シャンプーが頭皮や毛根に与える害は、ほかにもあります。頭皮の常在菌を殺してしまうことです。頭皮には数多くの常在菌が棲みついていて、この常在菌が皮脂や汗を食べて、酸性の物質を代謝しています。
そのおかげで頭皮は弱酸性に保たれ、雑菌やカビなどの侵入から守られています。常在菌は私たちの頭皮を病原菌から守り、健康に、そして、清潔に保っている、かけがえのない「護衛部隊」であり、「同志」なのです。いっぽう、シャンプーにはパラベンなどの強力な防腐剤が入っています。もう何年もまえからわれわれ形成外科医には消毒液で傷を消毒する習慣がなくなりました。しかし以前、傷の消毒に使っていた消毒薬ですら蓋をしないで置いておくと、数週間で雑菌が入って白濁することがありました。
ところが、シャンプーもリンスも開封してから数年たってもカビも雑菌も繁殖せず、腐ることはありません。シャンプーなどの防腐剤に使われるパラベンなどの殺菌力は、傷を消毒するときの消毒薬よりもはるかに強力なのです。
したがって、シャンプーに含まれる強力な防腐剤は、頭皮の常在菌も当然、弱らせ、殺します。殺されずに生き残った常在菌はすぐに増えて頭皮全体をおおいますが、それでも毎日毎日殺しつづけていれば常在菌がしだいに減っていくことはさけられません。常在菌が減ってしまった頭皮からは、ふつうなら常在菌に守られているおかげで、めったに感染することのないマラセチアといったカビやさまざまな雑菌がつくようになります。
たとえばマラセチアは脂漏性皮膚炎の原因菌で、頭皮が脂漏性皮膚炎にかかると、患部の毛穴や皮膚が損傷を受けてしまい、多かれ少なかれ、髪の成長の妨げになります。ここまでは、毛髪の「土壌」にあたる頭皮や毛根に与えるシャンプーの害について述べてきました。けれど、それだけではなく、シャンプーは頭皮から出ている毛髪自体も傷めつけます。
頭皮から出ている毛髪は死んだ細胞(角化した細胞)で構成されていて、ケラチンというタンパク質がその主成分です。1本1本の毛髪はふつう3層構造になっていて、いちばん外側にあるのが「キューティクル」です。かたい透明の細胞が鱗状に重なりあって形成されていて、汚れをはじめ外界の異物の侵入をくいとめ、また、髪内部の水分などの蒸発を防いでいます。その内側にあるのが、コルテックテックスとメデュラといわれる組織です。

こちらで当サイトおすすめの頭皮や髪を守るシャンプーを紹介しています。

シャンプーの有害指定成分

細胞毒性が怖いのは、その害がすぐには現れない点です。長期間、さらされてようやくその弊害が顕在化するのが、細胞毒性の恐ろしさといえます。たいていの国では国家機関が食べものや薬品、化粧品などについて人体への安全性を調べたうえで認可しています。ところが、厳しいとされるアメリカのFDA(食品医薬品局)でさえ、基礎的な実験の期間はせいぜい6か月間ですし、日本では数か月にすぎません。シャンプーは何十年間と使いつづける商品であるにもかかわらず、10年後はおろか、わずか1年後、2年後の安全性すら調べられることも確認されることもないまま、野放しにされてきているのです。
化粧品やシャンプーなどには、よく指定成分とか、無添加という成分表示がみられました。指定成分とは、旧厚生省がアレルギーや接触刺激、発がん性などがあるものとして、表示を義務づけた成分のこと、ようするに「有害指定成分」ですね。ヨーロッパでの指定成分の数は約5000、アメリカでも約800にのぼりますが、日本はわずか102でした。いかに日本の基準が甘いかがわかります。
「無添加化粧品」などと書かれていると、さも安全なような感じがしてしまいますが、これは、ヨーロッパの約5000の指定成分、アメリカの約800の指定成分のどれかが含まれていたって、「無添加」なのですかか、うっかり信用できません。そんな消費者をだますようなことが、問題にもならずに容認されていること自体が、本当にいい加減な領域だと怒りを感じてしまいます。
そして、2001年にはこの指定成分の表示義務すらもなくなりました。かわりに、配合しているすべての成分を多い順に表示することが義務づけられました。すべてを公表するのだから、から、いいことだと思われるかもしれませんが、将来何か大きな弊害があることがわかっても「全部わかったうえで納得して買って使ったのだから、すべては消費者の自己責任」ということになります。
しかも、多く含まれる順にただ並べられているのですから、シャンプーやリンス、ヘアケア商品、化粧品などは、一般の消費者には有害物質含有なのか、そうでない物質か区別がつきにくいという、という、危険が野放しの無法領域の商品という感じがします。われわれは、一般に販売されている商品について、長期的な安全性は調べられていないことを認識し、長期の安全性が確立しているかいないかを、自分で判断していく必要があります。

髪の毛の細胞にダメージを与える細胞毒性

シャンプーの界面活性剤には非常に強い「細胞毒性」があることが、すでに科学的に証明されています。この細胞毒性の長年の影響が、クレーターの原因だと私は考えています。
ます。細胞毒性とは、細胞自体に直接ダメージを与えて死滅させたり、何らかの害をおよぼしたりする毒性のことをいいます。つまり、すり鉢状のクレーターは、毒性の強いシャンプーが毛穴の中に浸透して毛穴を刺激して炎症を起こし、それが何年も続いた結果、毛穴の周囲のコラーゲンや組織がなくなって、穴があいたものと思われます。毛の周囲の組織がとけてなくなったので、ちょうど畑の大根のまわりの土がなくなると、大根が育たなくなるように、毛もやせほそってしまっているのです。

では、シャンプーの細胞毒性が毛髪にはどのような害をもたらしているのでしょう。皮脂腺の少し下のふくらんだ部分、バルジ領域に毛根幹細胞が存在していることが、研究で明らかになりました(※)。毛母細胞が分裂して毛髪はつくられていきますが、が、この毛母細胞や毛球をつくっているのが、バルジ領域の毛根幹細胞なのです。毛母細胞は頭皮から3~4mmの深さにありますが、毛根幹細胞はわずか1~2mm、ほとんど表面といっていい場所にあります。3~4mmの深さではシャンプーが直接つくことはありませんが、1~2mmの深さではシャンプーがダイレクトにしみこんできます。
つまり、毛髪をつくるうえでもっとも重要な毛根幹細胞が、細胞毒性にさらされることになるのです。毛根や頭皮がシャンプーの細胞毒性におかされれば、毛は発育できません。毛が生えてこなくなったり、生えてきても、うぶ毛のようなものになったりします。
人間の皮膚には旺盛な再生力がそなわっていますので、毛根が細胞毒性にさらされて傷ついても、やがて回復しますが、回復しても回復しても、毎日、次から次にシャンプーがしみこんでくるのです。このような状態が10年、20年と続けば、いずれ毛根の細胞は死にたえて、まったく毛が生えてこない毛穴が増えてきてもふしぎではありません。
細胞毒性が怖いのは、その害がすぐには現れない点です。長期間、さらされてようやくその弊害が顕在化するのが、細胞毒性の恐ろしさといえます。たいてい毛は発育できません。毛が生えてこなくなったり、生えてきても、うぶ毛のようなものになったりします。
人間の皮膚には旺盛な再生力がそなわっていますので、毛根が細胞毒性にさらされて傷ついても、やがて回復しますが、回復しても回復しても、毎日、次から次にシャンプーがしみこんでくるのです。
このような状態が10年、20年と続けば、いずれ毛根の細胞は死にたえて、まったく毛が生えてこない毛穴が増えてきてもふしぎではありません。

シャンプーを使って頭皮が薄いと根が張れない

では、頭皮が薄くなれば、なぜうぶ毛のような髪しか生えなくなるのでしょう。頭皮は毛髪にとって「畑」のような存在で、毛髪は「作物」にあたります。
ん。根を張ろうとしても、すぐにかたい砂利か岩盤につかえてしまいます。そして、根が十分に張れなければ、作物は十分に成長できません。頭皮が薄くなったときも、このイメージを思いうかべていただけばわかりやすいでしょう。勢いのある毛髪は、頭皮より上では太く、長く育って伸びていき、毛根は下へ下へと「根」を伸ばしていきます。ほとんどの毛根は、成長とともに真皮を突きやぶって、脂肪組織の下にある頭の骨の近くまで深く根を伸ばします。
ます。ほとんどの毛根は、成長とともに真皮を突きやぶって、脂肪組織の下にある頭の骨の近くまで深く根を伸ばします。このように根をしっかりと皮膚深くまで伸ばすことができてはじめて、太く、かたく、ところが、シャンプーをしすぎて、頭皮が薄くなると、脂肪組織の下は硬い頭蓋骨ですから、毛根が根を伸ばしたくてもつかえてしまって、それ以上伸ばせません。深さ60cmあった畑の土が30cmに減って、その下が岩盤だったら、大根やごぼうだって根を十分に張れるわけがありません。
それと同じことです。毛根が十分に成長しなければ、そこから伸びる毛髪は細くて、やわらかくて、短い、うぶ毛のような状態になってしまいます。こうして、すべての毛髪が「うぶ毛化」の方向に向かえ向かえば、薄毛がどんどん進行することはいうまでもありません。シャンプーは頭皮をはげしく乾燥させることで細胞の新陳代謝を衰えさせて、その厚みを減少させ、その結果、薄毛をまねきます。これだけでも驚きですが、調べていくと、シャンプーの害にはさらなる恐しさがひそんでいることがわかります。シャンプーの持つ強い「細胞毒性」です。
顕微鏡で見ると、頭皮がつるつるでキメがまったくなく、しかも、皮脂腺のところでもふれましたが、毛穴のまわりが月のクレーター状に大きく深く掘れてすり鉢のようになっている人がいます。
このようなクレーターはあごひげなど、シャンプーをしない他の部分の毛穴のまわりでは見られませんし、また、シャンプーをしていない人や、していてもその回数が圧倒的に少ない人では、毛穴のまわまわりはまったいらになっています。ということは、このクレーターはシャンプーのしすぎによってできたと考えてよさそうです。

シャンプーを使うほど皮脂量が増える

そうなれば、髪が十分に成長できなくなることはいうまでもありません。太くて長い毛が減って、逆に、細く、短いうぶ毛のような毛が増えることになるのですから、髪は当然、まばらになり、薄毛への道をたどることになります。実際、ふつうならひとつの毛穴に太い毛が2~3本生えているところが、大きく発育しすぎてしまった皮脂腺でいっぱいの毛穴では2~3本の毛を養うことができなくなり、初期では1本が、進行するにつれて2本、そして3本全部が、うぶ毛みたいな細い毛に変わっていきます。毛がまったくないように見える、完全に禿げた頭でも、うぶ毛になってしまった毛は残っていることが多いものです。
形成外科医の私は、よく手術で頭皮の一部を切開しますが、ときどき、「なんだ、これは?」と目を疑うほど薄い頭皮に遭遇します。ふつうの人の半分の厚さもないのです。頭皮が極端に薄い人には、ヘアケアについてたずねます。すると、ほとんどの人が潔癖性で、とくに念入りにシャンプーをしていた人でした。
た。1日2回も3回もシャンプーをしていたり、たっぷりシャンプーをつけて5分も10分も洗い続ける習慣があったり、1日1回であっても、その1回に2度シャンプーをしていたりします。
ちなみに一般には知られていない、高価で特殊なシャンプーを使っていたりといった人が多い傾向もみられました。あまり人がやらないようなヘアケアを続けている人に限って猫っ毛といわれる、コシのない、細くてやわらかい髪をしていて、薄毛に悩んで
いる方が多いようです。シャンプーのしすぎは頭皮を確実に薄くします。そして、頭皮が薄くなれば、髪はかならず細く薄くなります。
では、シャンプーをしすぎると、頭皮が薄くなるのはなぜか。ほとんどのシャンプーは、強力な洗浄効果を持つ界面活性剤でできています。これによって頭皮のバリアをこわして、頭皮の新陳代謝を衰えさせるためです。
頭皮も含め、皮膚の表面には外部からの異物の侵入を食いとめ、皮膚内部の水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」があります。バリア機能を構成しているのは、アミノ酸を主成分とした水溶性の天然保湿因子を含む、死んだ角質細胞と、その細胞同士を接着させている、セラミドが主成分の脂溶性の細胞間脂質で、このふたつが交互に積み重ねられてレンガとモルタル
モルタルでできた壁のように、強固なバリアを形づくっています。この強固なバリアを壊滅的に破壊するのが、シャンプーに大量に含まれている界面活性剤です。
です。シャンプーに含まれている界面活性剤は、バリア機能を形成している角質細胞内の天然保湿因子と油溶性の細胞間脂質のどちらも溶かして、バリアを破壊します。バリア機能が失われれば、保湿できななくなるので、水分がどんどん蒸発していって、頭皮は乾燥し、干からび、細胞の再生ができなくなります。失われたバリア機能が再生するには、健康な皮膚で3~4日はかかります。ほとんどの日本人が毎日シャンプーしていますし、人によっては朝晩2回もしています。
ます。これでは、再生しかけたそばから、シャンプーの洗浄力でこわしていくことになり、頭皮はますますはげしく乾燥して干からびてしまい、潤うひまがありません。
頭皮の表面がこのような「砂漠状態」では、その下の、細胞が生まれる基底層での新陳代謝が止まって、新しい細胞は生まれにくくなります。つまり、頭皮は細胞不足におちいって、その厚みがしだいに失われ薄くなっていくわけです。頭皮が薄くなれば、どうなるのか。うぶ毛のような髪しか生えなくなって、薄毛への道をまっしぐらに進むことになります。

髪をきれいにすることで枕が臭わなくなる

おまえはな、シャンプーなんか使っているからフサフサにならないんだよ、と
同僚のこのひとことと、そして、一緒に暮らす彼女の「シャンプーの界面活性剤はからだに悪いのよね」の言葉がつながった瞬間でした。彼はすぐにシャンプーをやめたといいます。あれから5年、ずっと水洗い水洗いでとおしてきました。「猫っ毛で、フニャッとしていた彼の髪がしっかりしてきたし、いまでは刈りたての芝生みたいにつやつやしてます。
以前は、頭皮が透けて見えていたけれど、ずいぶん、よくなったみたいです」シャンプーをやめるよりもまえに、彼のオヤジくささが気になりだしていた彼女。「枕などもにおっていました。加齢臭でしょうね。
ね。ところが、シャンプーをやめてから、少しずつそれが消えていって、いまは枕も、頭からもいやなニオイがしません」シャンプーをやめたことで薄毛が改善されたうえに、加齢臭も解消されたのは、私だけではなかったのです。
髪が太くなった、コシが出てきた、本数も増えた気がする、とにかく髪が濃くなった……。私を含めた経験者たちが、シャンプーをやめて水だけで洗うようになったら、髪が健康になり、になり、薄毛も改善されたと実感しています。では、なぜそのようなうれしい変化がもたらされるのか。それは、シャンプーが毛髪の健康を損ない、その成長を阻害する最大の原因であるからにほかなりません。
シャンプーをやめれば、この最大の原因がとりのぞかれるから、毛髪は健康になって、スクスクと成長し、薄毛も改善されるというわけです。この章では、シャンプーが髪や頭髪にどのような弊害をもたらして、薄毛の進行を速めてしまうのかをじっくりとみていきましょう。
私はそのいちばんの原因は「皮脂腺と皮脂」にあると考えています。シャンプーをしすぎた人の頭皮を顕微鏡で見ると、よく毛穴のまわりの皮膚がクレーター状に陥凹しています。
このくぼみは、発達した皮脂腺と、そして慢性的な炎症によっても穴の周囲の真皮が溶けてしまったものと思われます。シャンプーをしすぎれば、皮脂腺が大きく発達し、発達した皮脂腺からは、皮脂がジュクジュクと出てくるようになります。なぜなら、シャンプーで頭の皮脂をすっかり洗い落としてしまうと、皮脂が不足してきます。そのため、皮脂を大量につくって補わなければならなくなり、したがって、皮脂腺が大いに発達するのです。
皮脂腺が発達しすぎると、毛髪にとってきわめて不都合なことが起きます。
に、毛根は毛細血管からから栄養をもらい、その栄養を使って細胞分裂をくりかえすことで髪が太く、長く成長していくわけです。ところが、皮脂腺が発達しすぎると、毛に供給されるはずの栄養の多くが皮脂腺へいってしまい、そのため、毛は栄養不足の状態におちいってしまいます。

ハゲリストから外れるにはシャンプーを使わないこと

そのマスターが30代前半の頃に中学の同窓会に出席したときのこと、25人ほどの男性の中にひとり、「かなりいっちゃっている」同級生がいたそうです。「ひたいが後退して、頭頂部もほとんど髪がなかったんです。で、『その次は、あいつ』とささやかれたのが、このぼくでした。2番目に禿げるのはあいつ、という意味です。
です。たしかに鏡を見ると、ヤバイ感じで、とくに、前髪のあたりが、スケスケなのが気になりましたね」ちなみに、父上も禿げていらっしゃるそうです。5年ほどまえマスターは医師である奥様とともに、医局の新年会に出席しました。月に1回、それも水でしか髪を洗わない老教授(例の私の恩師です)がいるという話を以前、知人から聞いてはいたのですが、
が、その老教授の姿を会場で目のあたりにして仰天したそうです。「80歳前後なのに、ぼくより髪がフサフサだったんです!あの先生に違いない、と思った瞬間、五木寛之さんのことが頭に浮かびました。
そして、マスターは思ったそうです。波打つほどの毛量を誇っている五木寛之さんも、シャンプーしないって聞いたよな。ツイッターやフェイスブックにシャンプーの界面活性剤が悪い、とか、シャンプーを使うと禿げる、といった書き込みがあったよな。よし、ぼくもシャンプーをやめよう!会場を出るときには、マスターの心はすでに決まっていたといいます。
ます。以来5年がたちますが、一度としてシャンプーを使ったことはなく、すべて、水洗髪。「あっという間に終わる水洗髪は快適で、爽快で、なんの不都合もありません」
しかも、いつの頃からか、久しぶりに店にみえたお客さんや10年来通う美容師さんから、あれ、髪、増えたんじゃないの?などと声をかけられるようになりました。
「実際、自分でさわってみても、根元のあたりがしっかりとしてきた感じがしたし、スケスケだった前髪もかなり密になってきた気がしました」先日、マスターは同窓会に出席しました。髪の毛、増えてるじゃん、とあちこちから声がかかり、「その次は、あいつ」の候補から完全にはずされていたといいます。知人女性から聞いた、彼女のパートナーの男性の話です──。
食品会社に勤めている彼は、37~38歳の頃から薄毛が気になりはじめました。
「頭皮用の洗浄ブラシなどを買ってきたり、いろいろためしてみたけれど、効果は感じられなかったみたいです。で、職場に髪がフサフサの同僚がいて、あるとき、なんでそんなにフサフサなんだ?

シャンプーを使わないと髪の毛が太くなった

美容室でも、洗髪してくれた美容師に、宇津木さんの髪はとてもコシがあって、しっかりしていますね、といわれました。それまで、そんなことをいわれたことはなかったのですが。
髪が太くなり、本数も増えたので、地肌がテカテカと光る心配は、もはやありません。だから、髪も思いきり短くできるようになりました。短くすると今度は、職場などで、宇津木さんの髪はハリネズミのようにすごい勢いで逆立っているけど、毎朝、何か使っているのですか?と聞かれたりしました。
髪が増えるという、この喜ばしい現象は、シャンプーをやめて3年ほどたって現れましたが、それ以外でも、わずか3か月ほどで目立ってきた変化もあります。髪自体に「整髪力」がついてきたのです。整髪料をつけなくてはパラパラと落ちてきた前髪が、指で軽くなでつけるだけで立ちあがるし、その髪形が長時間保たれるようになりました。
しかも、べたつくわけでもなく、快適な整髪ができるようになったのです。水だけで洗っている分には適量の皮脂が髪に残るので、それが「天然の整髪料」として毛髪をコーティングするようになったのでしょう。髪には本来、整髪力がそなわっていることをはじめて知りました。整髪力がついて3か月もたたないうちに、つまり、シャンプーをやめて半年もたたないうちに、これまた注目に値する変化が起きました。毎日せっせとシャンプーしていた頃は、シャンプーしていたにもかかわらず(じつは、シャンプーをしていたからこそ、ですが)、夕方には髪がひどくベタついて、それがににおっていました。「脂ギッシュ」プラス、加齢臭?これでは中年のオヤジそのものです。しかも、猫っ毛の髪がベタつくのですから、ますますボリュームがなくなってペチャンコになり、薄毛がいっそう強調されていました。
ところが水で洗うようになって、ベタつきがだんだん感じられなくなり、ニオイもしなくなってきたのです。以前はよく、「あなた、ちょっとにおう」といっていた妻からも、「あれ、におわなくなった」と太鼓判を押されました。長く連れ添った夫婦だからこその「正直な物言い」です。正直な物言いをする妻から太鼓判を押されたのですから、これは信じてよいでしょう。それにしても、いったいなぜ整髪力がつき、ベタつきやニオイが消え、なにより髪が太く、しっかりとしてきたのか。それについては、のちほど解説しましょう。髪をめったに洗わない恩師を、私は変人としてみなしていましたが、いまになって、自分の認識不足だったことを思い知らされています。
うれしいことに、私のまわりにはシャンプーをやめた人たちが何人もいます。そのうちの2人の話をここで紹介しましょう。あなたの気持ちが脱・シャンプーに大きく傾くことを期待しつつ!
東京は西麻布に、カウンターだけの小さな和食のお店があります。8人も客が入れば満席です。魚はすべて天然もの、水ナスの1本漬けがおいしく、とりたてのタケノコは香ばしく、そして、店のマスターは、スポーツで鍛えた引き締まったからだの、長身のイケメンです。ただ、髪の毛は少々薄かった……。

気がついたらノンシャンプー歴7年

ぬれた下着をとおして、手術着に付着した合成洗剤の成分が肌にしみこむのか、ジンマシンのような、もこっとふくれた赤い発疹が現れて、猛烈なかゆみにおそわれるのです。
これでは手術にも支障が出かねません。仕方なく手術着の下にステテコのようなものを着ることにして、ようやく「手術着問題」は解決しました。
整髪料と合成洗剤によるひどいアレルギーを経験した私は、自分の使っているものが、からだに、とてつもない悪さをしているのではないかと感じるようになり、シャンプーやリンスやトリートメントにも疑いの目を向けるようになりました。
髪は短いほうが好きで、ずっと短く刈り込んでいました。ある日、妻が私のひたいをのぞきこみながら、ながら、「ええー?」と、なんだかいやな声を出し、そして、いったのです、「地肌が光っている……。ずいぶん毛が薄くなったねー」。妻はなおもひたいをのぞきこんだまま、「髪を伸ばしたら、地肌のテカテカも少し隠れると思うけど」。仕方なく髪を伸ばすことにしました。たまたま、シャンプーやリンス、トリートメントにも害があるのではないかと、含まれる成分について調べだした頃でした。
いろいろ調べていくうちに、シャンプーには強力な界面活性剤や発がん性物質、ホルモンを攪乱する成分など、あやしげなものがたくさん含まれていることがわかってきました。こんな気持ちの悪いものを頭につけていたのか……。私は恐ろしくなって、シャンプーもリンスもやめて、水だけで洗うことにしたのです。あれから7年、今日にいたるまでただの一度もシャンプーを使っていません。あれ?なしでもいけるぞ、もう少しいけるぞ、とシャンプーを1日のばしにしているうちに、気がついたら7年たっていたという感じです。
二度とふたたびシャンプーは使わないぞ、と意気込んで挑んだわけではなく、シャンプーを使わないと、どんな感じになるのか少しためしてみよう、くらいの軽い気持ちで始めたのですが、が、水だけで洗っているうちに、その心地よさと快適さにしだいに魅了されて、気がついたら身も心も、元へは戻れなくなっていました。
からだに悪いものは使いたくない。ただそれだけの理由で、どちらかというと軽い気持ちで始めたシャンプー断ちは、想定外のうれしい結果をいくつももたらしてくれました。
中でも最大級の成果が、薄毛が改善されたことです!細くて、たよりなかった猫っ毛の1本1本が太く、しっかりとしてきました。実際、指で髪にふれると、力強いコシや弾力がはっきりと感じられます。しかも、少なくとも前頭部にかんしては、髪の本数が増えました。髪が密集して生えているのがわかります。

常識的なシャンプーの仕方について

1か月に1回しか髪を洗いません。その1回もシャワーの湯でちょこちょこっと流すだけで、シャンプーなどいっさい使わないのです。
その教授は医師としての腕や知識はもちろんのこと、医学以外のことにも大変博識で教養のあるとてもカッコいい紳士です。また、常識人でもあります。私は医学部の学生の頃から尊敬し、あこがれてももいました。でも、髪は洗わない。ついでにいうと、からだも月に1回シャワーで流すだけです。この点にかんしてだけは、先生らしくなく、ふしぎに思っておりました。ただし、教授の髪がにおったことは一度もありません。ホントににおわないのです。
ふしぎといえばふしぎですが、当時の私は深く考えることなく、毎日せっせとシャンプーをしてリンスをつけて、世間一般の「常識人」の暮らしを続けていたのです。脱・シャンプーのきっかけは、アレルギーでした。
私の髪は細くてコシがなく、サラサラしていて、何もつけないでいると、前髪がパラパラと落ちてきます。いい歳した大人がサラサラの前髪をおろしたままで職場職場へ通うのは、少々気が引けますので、ムースを使って髪をまとめていました。
最初に異変があったのは、40歳の頃です。ひたいの生えぎわに赤いプチプチが現れて、ムースが使えなくなりました。仕方なく他の整髪料に切り替えたけれど、しばらくするとまた赤いプチプチが現れます。何度かこのようなことをくりかえして、最後には、ワセリンを毛先だけにつけてしのぐようになりました。ちなみに、ワセリンとは石油を蒸留した残渣から得られた油を、さらに精製したもので、いわば純粋な油ですから、かぶれはまず起きません。
そうこうするうちに、下着類が着られなくなりました。パンツをはくと、ウエストのゴムにそって肌が帯状に真っ赤になり、かたく板状にふくれてきます。異常にかゆくてかきむしりたい状態でした。妻がどこからか「純せっけんで洗うといい」という話をききつけて、衣類はすべて純せっけんで洗うようになり、それ以来、かぶれは見事にピタリとやみました。
「犯人」は合成洗剤だったのです。残る問題は手術着でした。手術着は病院で一括して洗います。もちろん使う洗剤は、合成洗剤です。
残る問題は手術着でした。手術着は病院で一括して洗います。もちろん使う洗剤は、合成洗剤です。合成洗剤に「汚染」された手術着が肌に直接つかないように、家で純せっけんで洗った下着をつけるのですが、8時間以上の手術ともなれば、汗をかきます。